湯たんぽを買ってQOLをあげる

 今年の冬は暖かいのだろうか。12月に入ってやっと少し冬らしくなってきたけど、昼間は結構あったかいし、週末に街を歩いていたら汗ばむほどだった。あったかい冬は嫌いじゃないけれど、季節を感じることができないとメンタルに影響するので冬らしいなにかが見つからないかな~と目を凝らす今日この頃である。

 そんなことを言いつつ、ここ最近はふところが極寒であるので、気温があまり下がらないのはありがたいことだ。暖房にお金をかけなくても済んでいくから。

中学の頃、歴史の教科書に世界の伝統的な越冬設備が載っていたのをよく覚えている。例えば韓国の「オンドル」、フィンランドは「サウナ」(これ越冬設備か?)、ヨーロッパの「暖炉」など。冬を越す、というのは、温帯生まれの人類にとってひとつの挑戦であり、繁栄のための超えるべき大きな壁であった。各国の土地、文化にあった方法で暖をとり、知恵と工夫で次の春を待ったのだ。もちろん日本のことも書いてあって、そこには「囲炉裏」と「がまん」とあった。がまんて!なんてこった。昔の日本人は冬の寒さをひたすらがまんしていたのである。えらいこっちゃ。そんな風に思っていたのが昨日のようである。

 今年も終わりに近づいて、わけあって僕の貯金はほぼ0である。冬のボーナス(減ったけどもらえる。ありがたいこっちゃ)も全額持っていかれる。そんななか、僕はこの暖かい冬を暖房なしで乗り切ることを決めた。まったくもって日本人である。昔の人は大変だな~とか言っていられない。まさに自分自身が「がまん」を体現して冬を越さねばならないのだ。おそらくDNAに刻み込まれた精神が遺憾なく発揮されているのであろう、この判断に至るに刹那ほどの逡巡もなかった。

 しかしながら、朝が寒いのはやはりつらい。起きるのがおっくうになってしまうし、そうなると出社が面倒になってしまう。実際最近かなり面倒くさい。このままでは精神衛生上よくないので、湯たんぽを買った。電気で20分温めて6時間くらい保温できるやつ。こいつがすごい。めちゃくちゃいい。布団に入れるとまさにぽかぽかなのだ。冬でもちょいちょい足を布団の外に出してしまう僕なので、お風呂上りに湯たんぽと一緒に布団にもぐれば、もう寒さなどどこかへ吹っ飛んでしまう。朝もぼんやりあったかいので、そのぬくもりを頼りに体を起こし、素早くコンセントへつなぐ。歯を磨いたり朝食を準備する間に温まってまた今度はぽかぽかの毛布空間を提供してくれる。八面六臂の大活躍である。

 エマ・ワトソンも湯たんぽは最高と言っていたし、僕も実感としてこいつは最高だと思うので、QOLをあげるためにも多くの人が使ってみるといいですよ~と思う。