最初で最後の初回免許更新へ行く

 早いもので、免許を取ってからもう2年もたってしまった。自動車事故の多さと運転の荒さで悪名高い愛知に住み、こうして無事に免許の更新ができたことに感謝しなくてはなるまい。

 免許更新といえば、「贖いの日々」が思い起こされる。会社員がちょっとした気のゆるみから死亡事故を起こしてしまい、遺族とのやり取りの中家族も離散。終わらない贖罪の日々を過ごす陰鬱とした演出は見ているもののまぶたに働きかけ、交通事故の当事者になることがいかに人生を破綻させるかを叩き込んでくれる。

 正直に言ってこの映像を見ていると気分が落ち込んでくるし、改めて言われなくても事故なんかしたくないと常々思っているから、あんまり見たくないなぁと思っていた。たぶんみんなそう思ってるし、見せる側もさすがに飽きてきたのかもしれない。今日の講習では20分の映像が流されたのだけれど、ドラマじみた内容は一切なかった。

 内容を思い出そうとしてもなかなか浮かんでこないのだけれども、だいたい交通に関する注意事項を明快なナレーションと映像で解説してくような感じだったと思う。人を轢いたら車を止めて介抱しなきゃいけないとか。疲れているときは運転を控えたほうがいいとか。

 おそらく現代人は共感能力が昔に比べて劣っている(ような気がする)ので、ドラマで悲惨さを伝えるよりも論理的にルールを伝えたほうがしっくりくるのかもしれない。僕もそっちのほうが見ていて楽なので、この方向転換は歓迎である。