雑記:腕時計を忘れる

 今日は時計を忘れてしまった。朝家を出て、駅の前まで来てから気付いた。取りに行こうと思えば行けたけど、面倒なのでまあいいかとそのまま出社してしまった。おかげで一日何度も時計を見ようとして、あっ、そういえば無いんだったと気付くという意味のない行動をしてしまった。おかげで毎日無意識的に時計を気にしていることに気づいてちょっと感心した。

 時間帯にもよるが、およそ15分に一度程度は時計を確認する癖がついているようで、パソコンや壁時計なども頻繁にチラ見している。たぶんほかの人たちも同じような感じだと思うのだけれど、いったいなぜこんなに時間を気にしているのか、それが気になる。今も画面右下の時計を見てしまった。たぶんそろそろ寝る時間なので、あと何分くらいで今日の日記を書き上げようか気にしているのだろうと思う。自分のことなんだけれど、無意識なので推測である。また見た。なんだか他人の行動を見ているようで面白い。離人障のようなことを書いているがそういうわけではない。訓練されたメタ認知である。ということにしておく。

 もうすぐ寝なきゃ、とか会議の時間が、とか思っているとやはり脳にストレスがかかり、時計を見るという常同的な行動を起こさせるのだろうか。陸上部だったころに、大会前にはあくびが増えることがあったけどそれと同じようなことなのだろうか。だとしたら、まったく時間に縛られることなく、この瞬間から未来にかけてのすべての予定が自分の思うがままになるような生活をしていたら、時計を気にすることが無くなるのだろうか。願わくばそんな生活を送ってみたいものである。

 日が昇ったら起き、お腹がすいたら食べ、なにか心の向かうことをして、夜になったら眠る。なんという怠惰な生活だろう。あんまりいいとは思えないな。やはり少しくらいは時間を気にしたほうがいいだろう。近所の子どもが帰ってきて、なんだもうそんな時間か、といった具合に時が過ぎるのを思い出す。そんなくらいがちょうどいい気がする。どうしたらそんな生活が送れるのだろう。ぴかぴかの高い時計を買いだすようになる前に、方法を見つけたいものだ。