日経新聞の電子版を見ていたら、改正道交法で自動運転のルールが整備されたとのこと。技術的な問題よりも法整備が遅れることが自動運転普及の足枷になるのではないかと思っていたので、実用化に先駆けてルール作りが進むのは良いことだと思う。
ところが、記事に書かれている内容を見るとあまり良いとは言えないように感じる。かいつまんで見ていくと、まず自動運転中に携帯電話などを操作してよいとある。これについてはルールとして必須であって、自動運転を実用とするには不可欠だと言える。なぜなら、車が勝手に目的地に向かって走っていくのに、ずーっとハンドルを握って前方注視を続けることなど不可能だからだ。必ず眠くなるし、集中しなくなる。このことは実験でも確認されていて、自動運転と運転補助とを明確に区別する必要があることの根拠となっている。
非集中状態がルールとして許容されたのは良いが、これには条件がある。道路の種類や天候など、ある一定の条件下で、かつ緊急時にはドライバーが運転する。これはいただけない。高速道路や都市の一部のみで、運転技能のあるものが必ず乗車いていなければならない自動運転などほとんど意味がない。本当に自動運転を必要としているのは、田舎住まいのお年寄りなど、運転はできないが交通手段として自動車を必要とする人々だからだ。
やはり自動運転などまだまだ先の話なのか、と現実に引き戻されてしまった。空飛ぶタクシーもできるみたいなのになぁ。